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くらいくらい夜よ こんばんは
ゆらゆら お月さま
きょうは何をはなしてくれるの
くるくる廻る 秒の針に
振り落とされぬように
ぎゅっとしがみつく
すやすや眠る 君の寝息
ゆらゆら たばこの煙
どの方角をさすんだろう
ふらふら揺れる 人の足並みに
惑わされぬように
君の名をなんども呼ぶ
裸足のまま ぬけだした
風にふかれるまま恋をした
月にうさぎ
今夜はすこし近く感じて
君の手を握ってはジャンプした
一 二 三(ひ ふ み)と
何匹も羊をかぞえても
まだまだ全然足りないや
迷子の羊をさがさなくちゃ
もしこのまま君が眠りつづけて
あした あさって しあさって
どんどん僕は歳をとって
君のぬくもりなんて忘れて
君の名前も呼ばなくなるんだ
そんなことを考えてたら
なんだよ君は微笑んでいるんだ
キミハキレイダ
小夜曲-さよきょく-
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